昨日の記事では私が思うスナップ写真の楽しみ方、カメラについて書いたが、それとは真逆とも言えるのが風景写真だと思っている。
スナップ写真は目の前で起こる出来事を瞬時に撮ったり時には予測してその瞬間を待って撮る。私の場合はとりあえず撮って撮って撮りまくる。コストを考えずに撮りまくれる事がデジタルカメラの利点だと思うし、私のようにセンスもなく自分さえ満足すれば特に作品と呼べるようなクオリティを求めない趣味の場合は下手にじっくり1枚1枚丁寧に撮るよりも数を撮る事の方が最終的に満足度が高い。
逆に風景写真の場合はじっくり1枚1枚丁寧に撮るのが楽しい。人が少ない、できれば誰もいない場所で構図やカメラの設定をじっくり考えながら撮ったり、時には三脚を使って時間の流れを追ったりと静寂の中で自分だけの時間を過ごすのが楽しい。スナップでもそうだが風景写真でもプロセスを楽しむことは同じで、誰もいない静かな空間に身を置くこと自体が楽しいんだと思う。スナップばかり撮っていると静かな所で風景を撮りたくなるし、風景ばかり撮っていると賑やかな街でスナップを撮りたくなる。今のところそんな感じで写真を楽しんでいる。