写真を撮る日々

写真好き

写真の色

11月6日、京都の高雄〜嵐山まで写真を撮りにいってきた。紅葉シーズンという事もあって嵐山は平日にも関わらず凄い人だった。この時期のSNSでは紅葉写真を目にする事が増えてくる。自分が見に行きたい場所はどんな色づきなのか?気になるところ。と言う事で11月6日時点での嵐山・渡月橋の写真を使って写真の色について書いてみる。

 

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1枚目はFUJIFILM X-H1を使いフィルムシミュレーションVelviaで撮影したJPEG撮って出し。Velvia(ビビッド)という事もあって実際に目で見た色づきに比べて鮮やかに写ってる印象。

 

 

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2枚目は同時に撮ったRAWデータをPhoto ShopのCamera Rawで取り込んだまま無加工・無修正でJPEGに書き出した写真。完璧とは言えなが実際に見た感じはこの色味に近い印象。

 

 

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3枚目はRAWデータをCamera Rawで開き、プロファイルのProvia(標準)を当ててJPEG書き出しした写真。1枚目よりは落ち着いた感じだが、実際に目で見たよりは鮮やかになる。

 

 

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4枚目はRAWデータをCamera Rawで開き、「ホワイトバランス」「かすみの除去」「自然な彩度」「トーンカーブ」を使って現像した写真。4枚の中で一番鮮やかな色になっているが、同時に実際に見た印象からは一番かけ離れている写真。

 

 

商用写真の物撮りなど実際の色を忠実に再現する必要がある場合は別だが、それでもプリント以外では見ているディスプレイの設定や環境で同じ写真でも色味は大きく変わる。忠実に撮る・再現する事は写真の楽しみ方の1つだと思うが、私の場合は必ずしも忠実に撮る必要性を感じないし、被写体にもよるが忠実な写真は面白みに欠ける事も多々あるので人それぞれ好みの色で撮ればいいと思う。後はどこまでやるかは各個人の問題。ただ、現在いろんなSNSで上がっている紅葉写真を見て「キレイ!見に行こう」ってなった時、実際に見て「あれ?違う・・」と思う事もある。写真を趣味にされている方なら各写真を見てある程度感覚でイメージのマイナス補正は効くと思うが、写真初心者の方や写真にあまり興味がなく情報取集でSNSをチェックしている方は100%信用すると見た目と写真のギャップに驚く事もあるのでご注意を。