写真を撮る日々

写真について自分が思う事、感じる事を書いてます。飽き性なのでいつ辞めるか解りませんが・・・

FUJIFILM X-H1を使ってみて

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先月のカメラ断捨離の末に購入したFUJIFILM X-H1。今回の山歩きで購入後初めてガッツリ使ってみたが、あらためて今の自分に合った良いカメラだと感じた。フルサイズの一眼レフに比べればはるかに軽いとは言え決して軽量という訳ではない。でも持った感じはグリップがしっかりして握りやすく、持ち重りはしない。また今回のように山の中で雨が降るようなロケーションでは堅牢性と防塵防滴性能は心強い。(使用したレンズのうち、XF56mm F1.2は防塵防滴仕様ではない)いくら丈夫なカメラと言っても決して雑に扱う訳ではないが、そういうロケーションでの写真を撮りにいっているにも関わらず、必要以上にカメラやレンズに気を使い過ぎてカメラを出さない場面が多くなれば本末転倒となる。そういう意味ではライカM8ではこの使い方は私には出来なかった。街撮りのスナップであれば傘を使えばある程度の撮影は可能だが、山の中となればコケたりぶつけたりのリスクは格段に上がる。そういう時も堅牢性と防塵防滴性能が高ければ安心度は増す。実際、X-H1がどれほどの耐久性があるか試したわけでは無いが、触った感触、メーカーのリリースを見ててもかなりの期待が持てると思っている。

 

その他、露出補正などデフォルトでは扱いにくい設定になっているなど不満がないわけではないが、ある程度はカスタマイズで変更が可能なので、使いながらいろいろ触っていると操作性が向上していく。使わない余分な機能はオフにし、必要な機能だけを使いやすく設定すれば特に不満に感じる事も無くなる。バッテリーに関しては念のため予備2つを含め合計3つ用意したが、長時間露光撮影などを含め900枚ほど撮影(JPEG+RAWで約1800ファイル)しても3つめを少し使った程度で済んだ。X-T3が発表されてスペック的に話題を集めているが、動画はほとんど撮らない、連写もほとんどしない私にとってはX-H1の方が合っていると思っている。実際、X-H1を触りにヨドバシカメラに行った際、X-T2にXF16-55をつけて試してみたが正直持ったバランスは私にはイマイチに感じたし、グリップの浅さも気になった。小型軽量という点では優れているが、私には必要ないスペックだった。今後使っていけば不満に感じることも出てくると思うが、今は概ね満足している。カメラを購入する際にスペックは大事だが、結局長く使っていけるかどうかはスペックでは表せられないフィーリングの部分が大きいと思っている。

 

この辺は登山靴に似ていて、登山靴も購入する時はメーカーやスペック、レビューなどを参考にしながら候補を絞り、実際に使う靴下を履いた上で靴の試し履きをして店内で数十分段差やスロープを歩き、状況に合わせてインソールを替えたり靴の履き方や靴紐の結び方を教えてもらったりする。当然その時点では満足して購入するが、登山靴のフィーリングは実際に履いて山を登った時に初めて分かる。自分が背負う荷物の重さ、歩く距離、行動時間、高低差、歩き方のクセ、登山道のシチュエーションなど、履いて歩いてみて初めて分かることが多い。そして登山で靴が合わないというのは致命傷となる。例えば新しい革靴を購入して初めて履いて街を歩き、靴擦れで歩けなくなったらお店で絆創膏を買うなり電車やタクシーに乗るなり選択肢はたくさんある。最悪、新しい靴を買うことだってできる。しかし山の中で自力で歩けなくなるという事は遭難を意味する。いくら下調べを万全にしてお店で試してもダメな物はダメで、こればかりは実際に自分の使い方で使ってみるしかない。その辺はカメラに似ていると思う。

 

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